切情100題

017:刻み付けて、決して消えないように

 僕は何も出来ない。
 何が「僕はエリートだからね。」だ。
 何も出来てないじゃないか。
「私は知ってるよ。ちゃんと、分かってるから。」
 何で君はそんなに優しいんだ?
 僕は、僕は・・・
 誰も守れていない。
 自分自身でさえ守れないのに。
 どうしたら珠洲を守れるんだ。
「賀茂君はちゃんと守ってくれたよ。」
 君は、罪なほどに優しすぎる。
 僕は誰かを犠牲にして得た力でしか守れないんだ。
 それを君に言っても、君は僕の力だと言うんだろう。
 でも、僕のこの力は僕のでなく、師匠の力だ。
 僕の力がないから、僕が弱いから助けてもらっている力にしか過ぎない。
 だから、僕の力なんかじゃないんだ。
 むしろこの力は僕が命を守れず見捨てた罪の証。
 あの戦いの傷か癒えずに残っていれば・・・
 いや・・・
 守護者と言う言葉を自身に刻み付けて、消して消えないように・・・
 宝具と言うモノで縛りつけて、消して解けないように・・・
 僕は何時までも珠洲の為だけに生きて、君を守るよ。
 たとえ罪人だとしても。
 君だけを・・・


 ≪賀茂保典×高千穂珠洲≫
  真翡翠リメイクで、思いのほか血まみれで痛々しかった。
  このゲームで一番守護者になりたいと願ったキャラなんじゃないかな?
  でも、一番つらい守護者のなり方でしたし。
  守護者になれた喜びと辛さ、責任があったと思います。
  でも、キャラがキャラで・・・うん。これがギャップねギャップ(笑)